女優の柴咲コウが四谷怪談のお岩を演じる

女優の柴咲コウが都内で映画『喰女－クイメ－』の初日舞台あいさつに出席しました。
柴咲は四谷怪談の“お岩”に挑戦しました。共演の海老蔵は、お岩姿について「お歯黒と眉なしでも、きれいでした」と絶賛でした。
柴咲は「世間的に認知度の高いお岩さんを演じられてうれしい」と満足げで、メイクの工程を「楽しみながら見ていました」とノリノリでした。柴咲コウが「今まで会ったことがない、宇宙人みたいな人」と海老蔵のことを言えば、海老蔵は「僕にはない温度を持っている」と柴咲のことを表現している。

柴咲コウは、「四谷怪談」のお岩と、それを演じる美雪を演じましたが、お岩は着物を着た古風な女性で、そのシチュエーションだけ見ると全て共感できるというわけじゃないんです。やはり社会も女性の立ち位置も変わってきていますし。でもお岩のように家に居ようが、美雪のように外で働いていようが、一人で生きる女性の孤独感は変わらないと思うんですね。そこではリンクするものを感じたとのことでした。

三池崇史監督は、最初は普通の「四谷怪談」をやろうとしたんですが、自然に今のような脚本になっていきました。ただ、「四谷怪談」を劇中劇として演じてもらっていますが、中身は変わっていない。それに、これが書かれた時代の仕組みは違うけれど、気持ちの部分では現代と同じだと感じたんです。だから今回のように、時代劇と現代劇という境界線をぼかしてしまったんだけれど、それを演じる海老蔵さんがまさにそういう存在じゃないですか。歌舞伎を継承しながら、現代人として刺激を与え続けるという。

独特の世界観を楽しむ映画だったが面白い、終盤は 取り敢えず怖いと言うよりはグロい！

---

スポンサーリンク

---

タグ：柴咲コウ 喰女－クイメ－